前記事の続きです。
夏目漱石「それから」の優れているところは、恋愛小説としての独自性にあると思います。
というのは、現代の恋愛小説は主に、
① 恋愛における精神性を強調したもの。
② 恋愛におけるセクシャルな部分を強調したもの。
③ ①と②の中間。
に分類できると思います。
しかしこの作品は①でも②でも③でもなく、恋愛における誠実な態度、それを忠実に描いています。主人公は社会に対して不誠実であり、家族に対しても不誠実でした。しかしただ一点、恋愛において誠実であった主人公の態度は目を見張るものがあります。そのため主人公は友人から縁を切られ、家族から縁を切られ、文化人としての自分も失ってしまいます。ただそこまでして貫かれた主人公の愛は、どんな心理描写を描くよりも説得力のあるものでした。
もし興味があったら文庫で出ているのでお読みください。
話は変わりまして、って本当に変わりまくるんですが、今日で23歳になりました。男の23歳は前厄ですが、お祓いをしたので大丈夫です。
朝目覚めたらメールが届いていて、
「ヒッピーバースデイ」
という文面でした。
ヒッピー…既成の社会通念や生活様式に反発し、「自然に返れ」をスローガンに、日常的ではない(反社会的な)行動をとる若者たち。肩まで垂らした長髪と、奇抜な服装が特徴。
ありがとう。反社会的な行動はとれないかもしれないけど、奇抜な服装には挑戦してみます。